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2025.09.11 【不動産売却】売却時にかかる税金とは?知っておきたい基礎知識と節税のポイント

不動産を売却する際、見落とされがちなのが「税金」です。売却益が出た場合には課税対象となり、思わぬ負担が発生することもあります。ここでは、不動産売却時にかかる代表的な税金の種類や計算方法、節税のポイントについて解説します。
不動産売却でかかる主な税金
- 譲渡所得税(所得税+住民税)
不動産を売却して利益(譲渡益)が出た場合、その利益に対して課税されるのが「譲渡所得税」です。
譲渡所得税は以下の2つから構成されています。
- 所得税
- 住民税
また、物件の保有期間によって税率が異なります。
| 所有期間 | 所得税 | 住民税 | 合計税率 |
|---|---|---|---|
| 5年超(長期譲渡) | 15.315% | 5% | 20.315% |
| 5年以下(短期譲渡) | 30.63% | 9% | 39.63% |
譲渡所得の計算方法
課税されるのは「売却価格」ではなく、「譲渡所得(利益)」です。
以下の式で算出されます。
譲渡所得 = 売却価格 -(取得費 + 譲渡費用)
取得費:購入金額、仲介手数料、登録免許税など
譲渡費用:仲介手数料、測量費、建物の解体費など
※取得費が不明な場合、売却価格の5%を取得費として計算する特例もあります(概算取得費)。
税金を軽減できる特例制度
不動産売却時の課税負担を軽減できる代表的な特例を紹介します。
- 居住用財産の3,000万円特別控除
居住用不動産を売却した場合、譲渡所得から最大3,000万円を控除できる特例です。
自宅を売った場合、多くの方がこの制度を活用しています。
【適用条件(一例)】
- 自分が住んでいた物件であること
- 売却から前後2年以内に他の特例を使っていないこと など
- 買い替え(特定の居住用財産の買換え特例)
一定の条件を満たす買い替えの場合、課税を将来に繰り延べすることができます。
ただし、要件が複雑なため、税理士等への相談が望ましいです。
確定申告が必要なケース
不動産を売却して利益が出た場合、多くのケースで翌年に確定申告が必要です。
3,000万円特別控除などの特例を使う際にも申告が必要となります。
申告期限:翌年の2月16日~3月15日
必要書類:売買契約書、取得時の契約書、仲介手数料の領収書など
まとめ|「税金」を理解して、正しく計画的な売却を
不動産売却時には、売却価格だけでなく「税引後に手元に残る金額」が非常に重要です。
税金の仕組みを理解しておくことで、思わぬ納税負担を避けたり、特例を活用して節税したりと、売却戦略に大きく影響します。
売却をご検討の方は、事前に不動産会社や税理士と相談し、しっかりと準備を進めることをおすすめします。
監修者情報

髙倉 茂樹
代表取締役・宅地建物取引士



